
クリスマスにケンタッキーを食べるのは「外国人が七面鳥と間違えたから」? そんな記録はありません。1974年のキャンペーン、本人も語る3つの「始まりの話」、記録でわかる売上、キリスト教徒が約1%の国で定着した理由まで、逸話と記録を分けてケンゾーとケンがほどきます。
この番組の声は AI で作っています。
番組メモ
- 始まりは1974年12月の日本KFCのキャンペーン。起源の話は少なくとも3つあり、どれも逸話
- 記録でわかること: 1985年パーティバーレル発売、2023年は3日間で70億円(速報値)。2026年の予約日程は公式で確認を
記事で読む(写真・出典つき)
なぜ日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるのか — 1974年の広告と、3つの「始まりの話」
この番組について
この番組の声は AI(ElevenLabs Eleven v4)で作っています。内容は J-Times 編集部が公式の情報と公開記事の出典で確認したものです(2026年9月23日時点)。テーマ曲: 「おかげさま(Always On My Mind)」高橋高(アルバム『直霊 ─ NAOHI ─』)。BGM: 「Keepers v3」高橋高(Suno で制作)。J-Times は Jon&Coo Inc. が運営しています。
台本(文字起こし)
番組の会話をそのまま文字にしたものです。声は AI で作っています。
ケン:ケンゾーさん。日本人がクリスマスにケンタッキーを食べるのは、昔、外国の人がフライドチキンを七面鳥と間違えたから。そう聞いたんですけど。
ケンゾー:よく広まっている話ですね。でも、そういう記録は、ないんです。しかも、始まりの話は、少なくとも3つあって、互いに食い違っている。
ケン:3つも?
ケンゾー:今日は、それを、ほどいていきましょう。
ケンゾー:J-Times のポッドキャスト、なぜ?ニッポン。当たり前の、ふしぎをほどく。案内役のケンゾーです。
ケン:それ、本当? と聞く役の、ケンです。この番組の声は、AIで作っています。お話の中身は、J-Times 編集部が、会社の記録や報道、国の統計で確かめたものです。
ケンゾー:第3回の問いは、これです。なぜ日本人は、クリスマスにケンタッキーを食べるのか。答えを先に言うと、日本KFCが、1974年の12月に始めた、クリスマスのキャンペーンが、定着したから。
ケン:1974年? もっと昔からの風習かと思っていました。
ケンゾー:まだ50年ほどの歴史です。会社の沿革によると、1970年3月、大阪の万博に、アメリカのKFCが実験のお店を出しました。同じ年に会社ができて、11月に、名古屋で1号店が開店。テレビのCMは1973年に始まり、その翌年の12月に、初めてのクリスマスキャンペーン、という一行があります。
ケンゾー:合言葉は、クリスマスには、ケンタッキー。ただ、このコピーの言葉は、会社の沿革ではなく、報道で確かめたものです。
ケン:で、その3つの、始まりの話は?
ケンゾー:中心にいるのは、大河原毅さん。初期の店長で、のちに社長になった人です。ひとつめの話は、七面鳥を恋しがる外国人のお客さん。お店で、日本ではクリスマスに七面鳥が手に入らない、と話しているのを聞いて、クリスマス用のバーレルを思いついた。これは、会社の広報が、イギリスのBBCに語った話です。
ケン:間違えた、じゃなくて、手に入らないから、代わりに。
ケンゾー:そこが大事なところです。どの話でも、外国のお客さんは、フライドチキンだと、ちゃんと分かっていた。間違えた、という話は、伝わるうちに崩れた形なんです。
ケンゾー:ふたつめは、大河原さん本人が、2018年のポッドキャストで語った話。お店の近くの幼稚園から、クリスマス会でフライドチキンを食べたいので、サンタ役をしてほしい、と頼まれた。サンタの格好でバーレルを抱えて、教室を踊って回ったら、大成功だった。
ケン:店長さんが、サンタに。いい話ですね。
ケンゾー:そして、みっつめ。同じポッドキャストで、大河原さんは、NHKの取材で、フライドチキンは西洋のクリスマスの習慣なのか、と聞かれて、七面鳥を食べると知りながら、はい、と答えた、と語っています。嘘をついた、今も後悔している、と。
ケン:ご本人が、それを言ったんですか。
ケンゾー:ええ。ただ、どの話も、何十年もあとの証言で、逸話です。どれが正しいかは、記事でも、番組でも、決められません。会社の、創業の言い伝え、として読むのが妥当でしょう。
ケン:じゃあ、アメリカでも、クリスマスにはフライドチキン、というのは?
ケンゾー:一般的な習慣では、ありません。さっきの、はい、と答えた話のとおりです。
ケン:では、記録で、確かめられることは?
ケンゾー:多くはないけれど、確かです。1974年12月の、初めてのキャンペーン。1985年の、パーティバーレルの発売。そして、会社が年末に出した、売上の発表。クリスマスの時期の、お店の売上は、2022年が、3日間で64億円。2023年が、3日間で70億円。どちらも速報値です。
ケン:3日間で、70億円。
ケンゾー:一方で、よく引用される、何百万世帯が食べている、といった数字は、会社の公表資料までたどれなかったので、番組では言いません。
ケン:それにしても、キリスト教徒の少ない国で、なぜ、ここまで定着したんでしょう。
ケンゾー:まず事実から。国の宗教の統計では、キリスト教系の信者は、およそ125万人。総人口の、およそ1パーセントです。そして、12月25日は、国民の祝日ではありません。受け継がれてきたクリスマスの献立が、もともと、なかったんです。
ケンゾー:ここからは解釈です。このキャンペーンを研究したフランスの経営大学院の先生は、BBCに、空白を埋めたのです、と語っています。祝日でない日に、七面鳥を一日がかりで料理するのは、現実的じゃない。買ってくるだけで済むバーレルは、家族のクリスマスに、よく合った。
ケン:空白を、埋めた。
ケンゾー:BBCが取材した、東京のお父さんの言葉が、今の姿をよく表しています。チキンが目的じゃない。家族が集まることが目的で、そこにたまたまチキンがあるんです。
ケン:いい言葉ですね。
ケン:今年食べたい人は、予約したほうがいいですか?
ケンゾー:予約しておくのが確実です。2024年は、11月1日にネットの予約が始まって、受け取りは、12月20日から25日でした。2025年には、混む24日と25日のピークを避けた、予約の仕組みも加わっています。2026年の日程は、記事を確かめた時点では、まだ発表されていなかったので、会社の公式の案内で確かめてください。
ケン:ケンゾーさん。わたし、最初、外国の人が間違えた、という面白い話で、終わらせようとしていました。でも、ほどいてみたら、話は3つあって、どれも逸話。確かなのは、キャンペーンと、家族が集まる日になった、ということ。
ケンゾー:そうなんです。面白い起源の話ほど、広まるうちに形が変わる。だからこそ、記録と、逸話を、分けて楽しむのがいいんですよね。
ケンゾー:最後に、明日、誰かに話したくなる一言を。日本のクリスマスのケンタッキーは、まだ50年。そして、始まりの話は、本人も含めて、3つある。
ケン:今年のクリスマス、家族に話してみます。チキンを、囲みながら。
ケンゾー:年表、3つの話の出典、売上の発表は、J-Times の記事、なぜ日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるのか、にまとめています。番組の説明欄から読めます。
ケン:次回もお楽しみに。
ケンゾー:なぜ?ニッポン。お相手は、ケンゾーと、
ケン:ケンでした。
