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第1回 言語交換で、話す力を伸ばすには — 準備・当日・復習の3つの習慣

ことばで、つながる

第1回 言語交換で、話す力を伸ばすには — 準備・当日・復習の3つの習慣

9 分

言語交換で「楽しかった」で終わらず、話せるようになるには? 時間を半分ずつ分けるタンデムの原則、助けを求める英語のフレーズ(英語話者の声で)、直してもらう頼みかた、シャドーイングとフレーズ帳、伸びの測りかたまで、キョウコとケンゾー、ジョージがお届けします。

この番組の声は AI で作っています。

番組メモ

  • 一度に一つの言語・同じだけの時間(タンデムの原則)。直してほしいことは自分から頼む
  • 英語のフレーズ: could you say that again? / Let me think for a second. / Did that sound natural? ほか。復習はシャドーイングとフレーズ帳

記事で読む(写真・出典つき)

言語交換で会話力を伸ばす方法 — 準備・当日の進め方・続け方【2026年版】

この番組について

この番組の声は AI(ElevenLabs Eleven v4)で作っています。内容は J-Times 編集部が公式の情報と公開記事の出典で確認したものです(2026年10月25日時点)。テーマ曲: 「ミスター・インターナショナル」高橋高(アルバム『直霊 ─ NAOHI ─』)。BGM: 「Kampai Friends」高橋高(Suno で制作)。J-Times は Jon&Coo Inc. が運営しています。

台本(文字起こし)

番組の会話をそのまま文字にしたものです。声は AI で作っています。

ケンゾー:キョウコさん、聞いてください。先週、初めて言語交換の会に行ったんです。2時間、楽しかった。でも、帰り道に気づいたんです。話していたの、ほとんど日本語だったなって。

キョウコ:あるある、です。そして、誰にも、何も直されなかった。

ケンゾー:そう! なんでわかるんですか。

キョウコ:それは、ケンゾーさんのせいじゃないんです。仕組みの問題。今日は、楽しかった、で終わらせずに、話せるようになる方法を、いっしょに組み立てましょう。

キョウコ:J-Times のポッドキャスト、ことばで、つながる。案内役のキョウコです。

ケンゾー:学び手のケンゾーです。英語を話したいのに、いざとなると固まってしまう人、代表です。

ジョージ:And I'm George. I'll be saying the English phrases.

キョウコ:英語のフレーズは、ジョージさんが言ってくれます。いっしょに口に出してみてくださいね。この番組の声は、AIで作っています。お話の中身は、J-Times 編集部が、大学や公的機関の情報で確かめたものです。

キョウコ:第1回の問いは、これです。言語交換で、本当に話す力を伸ばすには、どうすればいいのか。答えを先に言うと、時間を半分ずつ分けて、一度に一つの言語で話す。直してほしいことを、自分から頼む。そして、終わったら復習する。

ケンゾー:半分ずつ分ける? 自然に、まぜて話すんじゃなくて?

キョウコ:大学では、仕組みのある言語交換を、タンデム学習と呼びます。九州大学のページは、母語の違う2人がペアになって、互いの得意な言語や文化を学び合う形、と説明しています。

キョウコ:大事な原則は2つ。ひとつは、互恵性。お互いの学習のために、協力し合うこと。もうひとつは、学習者オートノミー。何を、どう学びたいかを、自分で決めることです。

キョウコ:ドイツのミュンスター大学は、これを、カフェのテーブルで使えるルールにしています。それぞれの言語に、同じだけの時間を使う。そして、2つの言語を、まぜずに、別々に練習する。

ケンゾー:まぜると、どうなるんですか?

キョウコ:会話は、その場でいちばん楽な言語に流れます。東京だと、それが英語になりがち。ケンゾーさんの場合は、日本語でしたね。だから、タイマーを使うのがいちばん確実です。1対1なら、日本語20分、英語20分。

ケンゾー:タイマー。たしかに、それなら逃げられない。

キョウコ:では、準備です。ここからは、J-Times 編集部のおすすめです。どんな会話でも使える10のフレーズと、5分ずつ話せる3つの話題を、用意していきます。

キョウコ:根拠もあります。ヨーロッパの言語の物差し、CEFR は、いちばん最初のレベルのやりとりを、相手がゆっくり繰り返したり、言い換えたりして助けてくれれば、簡単なやりとりができる、と書いています。

ケンゾー:ということは、最初にいちばん役に立つのは。

キョウコ:助けを求めるフレーズ、なんです。ジョージさん、お願いします。まず、もう一度言ってほしいとき。

ジョージ:Sorry, could you say that again?

キョウコ:ゆっくり話してほしいとき。

ジョージ:Could you speak a little more slowly?

キョウコ:考える時間がほしいとき。

ジョージ:Let me think for a second.

ケンゾー:これ、いいですね。黙って固まるかわりに、これを言えばいいんだ。

キョウコ:そうなんです。そして、自分の言い方が自然か、確かめたいとき。

ジョージ:Did that sound natural?

キョウコ:もっと自然な言い方を聞きたいとき。

ジョージ:Is there a more natural way to say that?

キョウコ:最後に、相手に話を戻すとき。

ジョージ:What about you?

キョウコ:出かける前に、何度か声に出して、考えなくても口から出るようにしておく。それから、話題を3つ。それぞれ、言いたいことを3文か4文書いて、足りない単語を2つか3つ調べて、相手に返す質問を、1つ用意します。

ケンゾー:スマホのメモを見ながらでも、いいんですか?

キョウコ:ちらっと見るのは、かまいません。試験じゃなくて、練習ですから。

キョウコ:では、当日。最初の5分で、3つを決めます。それぞれの言語の時間。練習したいこと。そして、直してもらいかた。英語なら、たとえば、こう切り出します。

ジョージ:Shall we do 20 minutes in English and 20 in Japanese? Could you save corrections for the end?

ケンゾー:間違いは、最後にまとめて教えてほしい、ってことですね。

キョウコ:そのとおり。ここが、いちばん大事なところです。直してほしいことは、はっきり頼む。失礼だと思われたくなくて、頼まれない限り直さない人は、多いんです。

ケンゾー:だから、誰も直してくれなかったのか!

キョウコ:頼むのは、自分の役目。こんなふうに。

ジョージ:Please correct me if I say something wrong. I really don't mind.

キョウコ:間違えたら直してください、本当に気にしないので、という意味です。逆に、相手の日本語を直すときは、文法を説明するかわりに、正しい形で、さらっと言い直してみせる。もっとこう言うと自然かも、と添えれば、角が立ちません。

キョウコ:そして、会話が力に変わるのは、終わったあとです。その日のうちに、直してもらった文を、3つから5つ選ぶ。相手がよければ、その文を読んでもらって、録音する。必ず先に許可をとって、他人の声は投稿しない。

キョウコ:録音を一度聞いてから、すぐ後ろを追いかけるように、声に出す。これを5回。シャドーイングという練習です。

ケンゾー:シャドーイングって、話す力にも効くんですか?

キョウコ:正直に言うと、研究の多くは、聞く力についてのものです。リズムが整ったという報告もあります。だから、人と話す練習のかわりではなくて、会と会のあいだに、耳とリズムを鍛える練習、と考えてください。

キョウコ:もうひとつのおすすめが、フレーズ帳です。日付、言いたかったこと、実際に言ったこと、自然な言い方。この4つの列で書いていきます。たとえば、遠慮しないで、と言いたかったのに、直訳してしまったとき。自然な言い方は、こうです。

ジョージ:Please don't hold back. Or, feel free.

ケンゾー:わたし、絶対、直訳します。

キョウコ:だから、いいんです。自分の間違いで作ったノートは、どの行も、本当に言いたかったこと。どんな単語帳より、役に立ちます。

キョウコ:あと、ひとつ、文化の違い。日本語では、相手が話している途中に、はい、ええ、と短い相づちを、たくさん打ちますよね。でも英語で、相手の文の途中に、イエス、イエス、と何度も入れると、急いで、と言われているように聞こえることがあります。

ケンゾー:えっ、わたし、ずっと、やってたかも。

キョウコ:英語の反応は、文や話のまとまりの、終わりに。たとえば、こんなふうに。

ジョージ:Oh, really? ... That makes sense.

キョウコ:それから、安全のことも、ひとつだけ。会うのは、人目のある場所で。投資の話や、副業の勧誘に変わったら、離れる。お金の話が出たら、要注意です。国民生活センターや警察庁も、注意を呼びかけています。

ケンゾー:伸びたかどうかは、どうやってわかりますか? TOEIC とか?

キョウコ:TOEIC のリスニングとリーディングのテストは、聞く力と読む力を測る試験です。日本語の JLPT にも、会話の試験はありません。だから、話す力は、点数からは、ほとんどわからない。

キョウコ:おすすめは、月に1回、同じ問いに2分で答えて、録音すること。週末のことを話してください、みたいに。3か月後に、最初と最新を続けて聞くと、速さや、間の取りかたの変化が、はっきりわかりますよ。

ケンゾー:今日の話を聞いて、思ったんです。わたし、英語が下手だから話せないんじゃなくて、助けの求めかたを、知らなかっただけなんですね。

キョウコ:いい気づきですね。最後に、明日できる小さなことを、ひとつ。今日のフレーズの中から、ひとつだけ選んで、声に出して、3回言ってみてください。ジョージさん、もう一度。

ジョージ:Did that sound natural?

ケンゾー:わたしは、これを、スマホのメモの一番上に書いて、次の会で、最初に使ってみます。

キョウコ:10のフレーズの日本語版と英語版、フレーズ帳の書きかた、出典は、J-Times の記事、言語交換で会話力を伸ばす方法、にまとめています。交流会の選びかたは、姉妹記事でどうぞ。番組の説明欄から読めます。

ケンゾー:次回もお楽しみに。

キョウコ:ことばで、つながる。お相手は、キョウコと、

ケンゾー:ケンゾーと、

ジョージ:George. See you next time!