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日本の神社の正しい参拝方法 — 手順とマナーを一から解説

日本の神社の正しい参拝方法 — 手順とマナーを一から解説

鳥居で一礼し、手水で清め、二礼二拍手一礼で拝む——その一つひとつが、神への小さな禊と挨拶である理由

J-Times Editorial·2026年6月24日·1 min

J-Times Editorial

Culture Desk

2026年6月24日更新: 2026年10月7日1 min1,056 閲覧
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鳥居で一礼し、参道の端を歩き、手水で清め、二拝二拍手一拝でお参りする。神社本庁の案内をもとに、神社のお参りの手順と、その意味をやさしく解説します。お寺との違いも。

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神社のお参りは、鳥居で一礼 → 参道の端を歩く → 手水で手と口を清める → お賽銭 → 二拝二拍手一拝(にはい・にはくしゅ・いっぱい) の順番が基本です。どれも「神さまの家を訪ねる客」としての、ていねいなあいさつです。神社ごとに作法が違うこともあるので、案内の掲示があればそちらに従いましょう。

結局、何をすればいい?

  • 基本は「二拝二拍手一拝」。 深いお辞儀を2回、拍手を2回、最後にもう一度お辞儀をします。
  • お参りの前に手水で清める。 左手、右手、口、もう一度左手の順です。
  • お寺では拍手をしません。 拍手は神社のお参りの作法です。

なぜ、こんな作法があるの?

神社は、神さまがしずまる場所です。神社本庁によると、鳥居は神社の内と外を分ける境で、鳥居の内側は神域(しんいき。神さまの領域) とされています。

作法の根っこにあるのは、二つの考えです。

  1. 神さまへの敬意。 よその家に上がるときのように、まずあいさつをし、通り道の真ん中を空け、お願いの前に感謝を伝えます。
  2. 清らかさ。 神道では、心と体を清めてから神さまに向き合うことを大切にします。神社本庁は、昔の人がお参りの前に「心身を清めること」を欠かせない条件と考えていた、と説明しています(参拝方法)。手水は、その清めを短くした形です。

実際、どんな順番でお参りする?

神社のお参りの5つのステップを示した図。鳥居、参道、手水、お賽銭と鈴、拝礼の順
神社のお参りの5つのステップを示した図。鳥居、参道、手水、お賽銭と鈴、拝礼の順

図: J-Times 作成。作法は神社本庁「参拝方法」によります。

1. 鳥居の前で軽く一礼する

鳥居の前で立ち止まり、軽く頭を下げてからくぐる人が多いです。深さは会釈(約15度)で十分です。お辞儀の深さの目安は「なぜ日本人はお辞儀をするのか」で図にしています。

2. 参道は端を歩く

鳥居から社殿までの道を 参道(さんどう)と言います。神社本庁によると、参道の真ん中は「神さまが通る道」= 正中(せいちゅう)と考えられているため、真ん中を避けて歩く人がいます。

3. 手水舎で手と口を清める

手水舎で、袴姿の女性が柄杓で手を清めている
手水舎で、袴姿の女性が柄杓で手を清めている

お参りの前に手水舎で手を清める人(2014年)。写真: H.Hmoderato(CC BY-SA 4.0)/Wikimedia Commons

手水舎(てみずや)は、お参りの前に手と口を清める場所です。神社本庁の案内による手順は次のとおりです。

順番すること
1右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をくんで左手を洗う
2柄杓を左手に持ちかえ、右手を洗う
3もう一度右手に持ちかえ、左の手のひらに水をためて口をすすぐ
4最後に、もう一度左手に水を流す
  • 柄杓に直接口をつけません。 口をすすいだ水は、水盤に入らないように静かに出します。
  • 柄杓を置いていない神社もあります。その場合は、流れている水で手を清めれば大丈夫です。

4. お賽銭を入れ、鈴を鳴らす

拝殿の前で軽く一礼し、お賽銭を入れます。神社本庁は、お賽銭に決まった額はないこと、投げ入れるより、ていねいに入れるとよいことを書いています。「ご縁(5円)がありますように」と5円玉を入れる人も多いですが、大切なのは気持ちです。

鈴があれば鳴らします。鈴の音には、お参りする人を祓い清める意味があるとされます(神社本庁「鈴について」)。

5. 二拝二拍手一拝でお参りする

香取神宮の拝殿の前で、スーツ姿の人たちが深く頭を下げている
香取神宮の拝殿の前で、スーツ姿の人たちが深く頭を下げている

香取神宮(千葉県香取市)の拝殿の前での拝礼(2007年)。写真: katorisi(CC BY 3.0)/Wikimedia Commons

神社本庁が「基本形」としている作法です。

  1. 姿勢を正し、背中を平らにして、腰を90度に折る深いお辞儀を2回します。
  2. 胸の高さで両手を合わせ、右手の指先を少し下にずらし、肩幅くらいに開いて 2回拍手 します。
  3. 手を合わせて心の中でお祈りし、最後に もう一度深くお辞儀 をします。

神社によっては作法が違います。たとえば 出雲大社 では「二礼四拍手一礼」です。案内の掲示があれば、それに従いましょう。

お寺でも同じようにお参りしていい?

お寺では、拍手をせず、静かに手を合わせる(合掌) のが基本です(nippon.com)。

長いあいだ、神社とお寺は深く結びついていました。明治のはじめの1868年、政府が神道と仏教を分ける命令を出し(神仏分離)、今のように別々の場所として整理されました(國學院大學「神道事典」・英語)。似ているのに作法が違うのは、この歴史があるからです。見分け方は「神社と寺の違いとは」で詳しく紹介しています。

おみくじ・お守り・絵馬は、どう扱えばいい?

ものどんなもの扱い方
おみくじ運勢を占う紙境内の結び所に結んで帰る習わしがあるが、持ち帰ってもよい(神社本庁)
お守り身につけて神さまの守りを受けるもの年末に神社へ納めてお焚き上げしてもらい、新しいものを受ける(神社本庁)
絵馬願いを書いて奉納する木の板願いごとを書き、決められた場所に掛ける

気をつけたいことは?

  • 静かに、落ち着いて。 大きな声や走り回るのは控えましょう。
  • 写真は掲示に従う。 境内は撮影できることが多いですが、社殿の中や神事の最中は撮らないのが基本です。結婚式などは、許可なく撮らないようにしましょう。
  • 小銭は先に用意する。 お賽銭箱の前で財布を探さずにすみます。
  • お祈りしている人がいたら、横によけて待つ。

神社は、お祭りの舞台でもあります。日本各地のお祭りは「日本の祭り」で紹介しています。

よくある質問

Q. 神社とお寺で、お参りのしかたは違うの? A. 違います。神社は「二拝二拍手一拝」、お寺は拍手をせずに合掌します。鳥居があれば、多くの場合は神社です。

Q. お賽銭はいくら入れればいい? A. 決まった額はありません。5円玉は「ご縁」にかけて人気ですが、いくらでもかまいません。

Q. 手順を全部まちがえずにやらないとだめ? A. いいえ。気持ちを込めて静かにお参りすることがいちばん大切です。迷ったら、まわりの人や掲示を参考にしましょう。

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出典

#Inbound#religion#shinto#shrine

著者

J-Times Editorial

Culture Desk