J-Times Editorial
J-Times 編集部 / J-Times Editorial Team
GCF(Global Community Friends)は、東京の Jon&Coo Inc. が運営する会員制コミュニティ。日本文化の担い手と世界の人を交流会・文化イベント・言語交換でつなぎ、体験は Matsuri で予約できる。名前の意味、Matsuri との関係、会員の種類、「客」でなく「友」と呼ぶ理由を確認。
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GCF(Global Community Friends)とは — 日本文化の担い手と世界をつなぐ東京のコミュニティ
答え(2026-10-25時点):GCF(Global Community Friends)は、東京・西新宿の Jon&Coo Inc. が運営する会員制コミュニティ。祭りの主催者や先生、作り手など日本文化の担い手と世界の人を、交流会・文化イベント・言語交換でつなぐ。体験の予約は Matsuri アプリで行う。
開示: J-Times・Matsuri・GCF は、いずれも Jon&Coo Inc. が運営しています。本記事は自社のコミュニティについての解説です。GCF に関する記述は、誰でも見られる公開ページ(gcf.works の GCF 入会ページと Gold のページ、matsuri.group、App Store の GCF アプリ紹介)だけに基づき、2026年10月25日に確認しました。会費の金額は、後で説明する理由から載せていません。入会ページへの案内は、記事の最後に一度だけ置きます。
盆踊りに、指定席はありません。輪をひと回り眺めて、前の人の手振りをまねて、次の周回ではもう踊っている。GCF について読むときは、この光景を思い浮かべておくと分かりやすいと思います。GCF は、日本の文化を外から眺めるのではなく、その中に加わってほしいと呼びかけているコミュニティだからです。

写真:Yasu / Wikimedia Commons / パブリックドメイン(撮影者による公開)。ファイルページ
GCF とは?
GCF は、日本文化を受け継ぐ担い手と、それに加わりたい世界の人をつなぐ、東京を拠点とする会員制コミュニティ。Matsuri と J-Times を運営する Jon&Coo Inc. が運営している。
Jon&Coo の会社案内のページは、事業内容に Matsuri(文化体験プラットフォーム)、J-Times(多言語カルチャーメディア)と並べて「GCF — 会員制グローバルコミュニティ運営」を挙げています。同じページと GCF Gold のページによれば、所在地は西新宿の新宿パークタワーです。
GCF は、話しかける相手によって自分を二通りに説明しています。
- 日本文化が好きな人に向けて。 GCF の入会ページは、GCF を「日本文化を愛する人のための会員制コミュニティ」であり、「日本文化を信じる起業家・表現者・生活者を結ぶ」場だと書いています。会員になることを、文化を「消費する側」から「支える側」への最初の一歩だとしています。
- 文化を担う人に向けて。 Matsuri の事業者向けページは、「デジタルは少し苦手」という人に向けて、「日本人が創ったコミュニティ GCF」がイベント開催から売上の受け取りまで日本語でサポートすると書いています。歓迎する相手として、相撲・茶道・禅・書道・華道・陶芸などを教える道場、神社やお寺、教室、工房、お店を挙げています。
つまり GCF は、決まった活動をする同好会というより、ふたつの人の集まりが出会う場所です。日本で技や行事を守り続ける人と、日本に住む人・訪れる人のうち、そこに加わりたい人です。
GCF とは何の略?
GCF は Global Community Friends(グローバル・コミュニティ・フレンズ)の略。運営する Jon&Coo Inc. が2026年10月26日に、この名前を正式名として確認した。
「GCF」という略称は、国連の気候基金(Green Climate Fund)など無関係の団体にも使われています。検索するときは「Matsuri」や「東京」を添えると見つけやすくなります。
J-Times がこの名前で注目してほしいのは、最後の一語、Friends(友)です。その理由は後半で書きます。
GCF の会員は何をしている?
会う・催す・つくる、の三つ。交流会や言語交換に参加し、Matsuri に載る文化イベントや体験を主催し、作り手や演者は GCF の制作者向けの道具を使う。2026年10月25日時点で、GCF 自身のページが挙げている活動はこの三つ。
交流会と言語交換。 GCF Gold のページの「よくある質問」は「コミュニティには語学交流会があり」と書き、入会ページの「体験」の分類は「イベント・ガイド・文化体験・ミートアップ」を含みます。実際の様子は matsuri.group で見られます。新宿中央公園の「平和の鐘」脇の芝生でのピクニックや、新宿駅近くのカフェでの朝のおしゃべり会など、日本語と英語で話す新宿の交流会が並んでいます。良い会の選び方や、夜の会で気をつけることは東京で国際交流・英会話の交流会に参加するには?にまとめました。以前の GCF の国際交流会の様子は世界が見る日本、日本が見る世界で紹介しています。
文化イベント・体験の主催。 Matsuri のイベント主催者向けページは、主催までの5段階の最初に「GCF に参加」を置いています。そのあと企画を送り、オンライン面談でスタッフと内容を詰め、Matsuri で公開・集客し、当日開催して売上を受け取ります。祭りの保存会や茶道の先生、陶芸の工房は、GCF を入り口にし、Matsuri を海外の人に見つけてもらう場として使えるという関係です。
作る・演じる・配信する。 GCF には専用の iOS アプリもあります。App Store の紹介文は、これを GCF(Global Community Friends)プラットフォームの「クリエイター・出品者・配信者向け公式 iOS アプリ」とし、ライブ配信、ショップ運営、クラウドファンディングの機能を挙げています。入会ページも、こんな人に向くという項目のひとつに「自分の体験や商品を、いつか届けてみたい」を挙げています。なお本記事ではショップのページにはリンクしません。また2026年10月25日の確認では、配信中・配信予定の番組を確かめられなかったため、配信ページも案内していません。

写真:NMaia / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0。ファイルページ
GCF と Matsuri アプリの関係は?
Matsuri は、日本の文化体験を探して予約するアプリとウェブサイト。GCF は、その体験の多くを主催する人たちが属するコミュニティ。GCF の入会ページは「GCF の足元には、日本文化のプラットフォーム『Matsuri』があります」と一文で説明している。
Jon&Coo が運営する三つのサービスは、2026年10月25日時点で次のように役割を分けています。
| サービス | 何のためのものか | 主に誰のためか |
|---|---|---|
| J-Times(j-times.org) | 日本文化を伝える記事・ポッドキャスト・動画のメディア | 日本に関心のあるすべての人 |
| Matsuri(matsuri.group) | ツアー・交流会・イベント・教室を探し、予約し、支払う。チケットは QR コードで届く | 参加したい旅行者・在住者 |
| GCF(gcf.works) | 会員制コミュニティ。主催者や作り手が Matsuri に加わる入り口 | 主催する人、作る人、仲間になりたい人 |
ここから、実用上のポイントがいくつか出てきます。
- Matsuri の交流会に参加するのに、GCF の会員である必要はありません。 2026年9月30日に確かめたMatsuri で体験を予約する方法のとおり、メールアドレスだけで予約できます。
- アカウントは共通です。 GCF の入会ページは、同じアカウントを Matsuri プラットフォームでもそのまま使えると書いています。
- 参加者が払うもの。 Matsuri の主催者向けページによると、プラットフォーム手数料(カード払いで5%)はチケット価格に上乗せして参加者が払い、主催者は自分で決めた価格をそのまま受け取ります。Matsuri の紹介ページも、カード払いの手数料を同じ5%としています。
Matsuri そのものの使い方は、画面つきのMatsuri(matsuri.group)とは?をどうぞ。
なぜ「客」ではなく「友」と呼ぶのか?
関係が一方通行ではないから。訪れる人は祭りや工芸を「買う」だけでなく担ぐ側に招かれ、担い手は世界に友人を得る。Jon&Coo はこれを、十七条憲法の冒頭「和を以て貴しとなす」の言葉で表している。
「和を以て貴しとなす」はどこから来たか
コトバンクに収められた『精選版 日本国語大辞典』と『日本大百科全書(ニッポニカ)』によれば、720年に完成した『日本書紀』は十七条憲法を推古天皇12年(604年)のものとし、聖徳太子が自ら作ったと記しています。今日の意味での憲法ではなく、『ブリタニカ国際大百科事典』は、朝廷に仕える官人や豪族への道徳的な訓戒だと説明しています。作者や成立年代については、研究者の間で今も議論があります。
第一条は「一に曰はく、和なるを以て貴しとし、忤ふること無きを宗とせよ」で始まります。続けて、人はとかく党派をつくり、分かり合える人は少ないと述べ、上の者と下の者が和らぎ睦まじく話し合えば、物事は自然に筋道が通る、と説きます。つまりこの条文の「和」は、黙って同じになることではありません。互いに話し合ってたどり着く一致のことです。Jon&Coo の会社案内のページも、この言葉を聖徳太子の言葉として価値観のひとつに掲げています。
「友」と呼ぶと何が変わるか
客は代金を払い、何かを受け取って帰ります。友はまた来て、名前を覚え、椅子を運ぶのを手伝い、来ない日には「どうしたのかな」と思われます。GCF と Matsuri のページが描いているのは、後者の関係です。
- Matsuri の紹介ページは、訪れる人を「見るだけの観光客ではなく、一緒に祭りを担う仲間として迎える」と書き、「人手が足りない現場に、世界から新しい仲間を迎えられます」と続けています。
- GCF の入会ページは、自らの考えを「競争から、共創へ」と表しています。
言語交換も同じ形をしています。双方が順番に先生になり、生徒になる。そこに客はいません。
敬意ある翻訳
J-Times には、こうしたことを書くときの、もうひとつの約束があります。敬意をもって翻訳することです。具体的には、ある習わしを、それを守っている本人が読んで「そう、そういうことだ」と思える形で説明すること。「神秘の国」「不思議な日本」のように、珍しがって見せることはしません。茶道の先生のお辞儀は意味のある挨拶で、見世物ではありません。コミュニティでも同じで、「なぜそうするのですか」と尋ね、答えに耳を傾ける人は、もう友としてふるまっています。
問い続けてよいこと
会員権を売る会社が運営するコミュニティには、「友」と「客」のあいだの引っ張り合いが、どうしても生まれます。私たちはその会社の一員なので、この問いに代わりに答えを出すことはしません。確かめる方法は単純で、一度交流会に行って、何が起きているかを見ることです。人はまた来ているか。主催者は自分の仕事に見合う対価を受け取っているか。誰かに何かを買うよう迫られないか。どんなコミュニティでも、そしてこのコミュニティでも、名前よりそうした事実のほうが多くを語ります。
GCF の会員にはどんな種類がある?
公開ページで説明されている入り方は二つ。いつでも解約できる年単位の一般会員と、審査制・有料の紹介パートナー会員「GCF Gold」。(2026-10-25時点)
一般会員。 GCF の入会ページ(gcf.works)によれば、Stripe でカード決済をすると同時にアカウントが自動で作られ、gcf.works に会員ページができます。解約は会員ページからいつでもでき、期間の終わりまでは会員資格が続きます。任意の買い切りアドオンとして、体験・ショップ・グルメ・クラウドファンディングの4分類があります。
GCF Gold。 Gold のページは、Gold を「Matsuri エコシステムの公認紹介パートナー」とし、初版(First Edition)100席・審査制としています。会員は、自分が紹介した利用者や加盟店の売上から報酬を受け取る仕組みです。この形のため、同じページには特定商取引法第35条にもとづく連鎖販売取引の表示が載っていて、収入は保証されず「全く発生しない場合もあります」とも書かれています。消費者庁の特定商取引法ガイドによれば、連鎖販売取引の契約は、法律で決められた書面を受け取った日から数えて20日以内なら、書面または電磁的記録で無条件に解除(クーリング・オフ)できます。Gold のページも同じ20日間のクーリング・オフを明記しています。Gold を検討するなら、契約書面と消費者庁のガイドを先に読んでから決めてください。
ほかの種類。 2026年10月25日の時点で、これ以外の種類を説明する公開ページは見つかりませんでした。そのため本記事では扱いません。
金額を載せない理由。 2026年10月25日の時点で、運営者自身のページのあいだで、GCF に入る費用の説明がそろっていませんでした。イベント主催者向けのページは最初の一歩を「無料アカウントの作成」とし、入会ページは年会費を示しています。どちらかを選んで書くのではなく、実際に申し込むページで、申し込むその時点の条件を確かめてください。
日本語が話せなくても参加できる?
できる。GCF の入会ページは英語でも公開され、Matsuri は英語など複数の言語で使え、Matsuri に載る日本語・英語の交流会はどのレベルの人も歓迎している。(2026-10-25時点)
入会ページには英語版と日本語版があります(gcf.works/en/start と gcf.works/ja/start)。Matsuri の紹介ページ(英語版)は、日本語が読めなくても、探す・予約する・支払うまでを英語で済ませられると書いています。2026年10月に Matsuri に載っていた日本語・英語のピクニックの案内(英語版)は、流暢な人も始めたばかりの人も歓迎で、間違いを直されることもない、と初めての人に呼びかけていました。Gold のページのよくある質問も、語学力は審査項目に含まれないとしています。
一方で、会員向けのサポートを何語で受けられるかを書いた公開情報は見つかりませんでした。大切な点なら、入会前に問い合わせてください。
逆向きの場合も同じです。英語を話さない茶道の先生や祭りの主催者こそ、GCF が迎えたいと言っている人たちで、事業者向けページは日本語でのサポートを明記しています。うまくいった言語交換の場では、双方が「相手の言葉を話せない側」になります。
もっと知りたい・参加したいときは?
まずは小さく始めるのがおすすめです。交流会に一度行って、そこにいる人と話し、このコミュニティが自分に合うかを確かめてください。最初の一歩には交流会の選び方のガイドが役に立ちます。そのうえで会員になりたいときは、GCF の入会ページで条件を先に読んでください:GCF 一般会員(gcf.works)。
出典と確認日(いずれも2026-10-25に確認)
- GCF「GCF Start — 一般会員登録」(説明、アカウントと解約の条件、アドオンの分類、「GCF の足元には…Matsuri」)— https://gcf.works/ja/start/ ・ https://gcf.works/en/start/(一次)
- GCF「GCF Gold(First Edition)」(紹介パートナーの説明、100席、審査制、第35条の表示、クーリング・オフ、語学と交流会に関する質問、末尾の「GCF — Global Community Friends」、所在地)— https://gcf.works/ja/gold/ ・ https://gcf.works/en/gold/(一次)
- Apple App Store「GCF」アプリの紹介文(「GCF(Global Community Friends)」、クリエイター・出品者・配信者向け)— https://apps.apple.com/jp/app/gcf/id6761515025(一次)
- Jon&Coo「会社案内」(会員制グローバルコミュニティとしての GCF、所在地、価値観としての「和を以て貴しとなす」)— https://matsuri.group/ja/aboutus/ ・ https://matsuri.group/en/aboutus/(一次)
- Matsuri「Matsuri とは」(「見るだけの観光客ではなく」「世界から新しい仲間」、英語での利用、カード手数料5%)— https://matsuri.group/ja/about-matsuri/ ・ https://matsuri.group/en/about-matsuri/(一次)
- Matsuri 事業者向けページ(「日本人が創ったコミュニティ GCF」、日本語でのサポート、歓迎する担い手の種類)— https://matsuri.group/ja/for-business/ ・ https://matsuri.group/en/for-business/(一次)
- Matsuri イベント主催者向けページ(「GCF に参加」から始まる5段階、手数料は参加者が上乗せで負担)— https://matsuri.group/en/partnership/event-organizer/(一次)
- Matsuri トップページと交流会の掲載ページ(新宿の日本語・英語の交流会、「誰でも歓迎」)— https://matsuri.group/en/ ・ https://matsuri.group/en/events/308(一次)
- 消費者庁「特定商取引法ガイド 連鎖販売取引」(定義、書面、20日間のクーリング・オフ、法第40条)— https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/multilevelmarketing/(一次)
- コトバンク「十七条憲法」(精選版 日本国語大辞典、日本大百科全書(ニッポニカ)、改訂新版 世界大百科事典、ブリタニカ国際大百科事典)— https://kotobank.jp/word/%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%9D%A1%E6%86%B2%E6%B3%95-77837
- Wikipedia(英語版)「Seventeen-article constitution」(『日本書紀』の年代、作者をめぐる議論。照合用)— https://en.wikipedia.org/wiki/Seventeen-article_constitution
- 画像:Wikimedia Commons のファイルページ(ライセンス確認済み)— https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bon_odori_at_Hanazono_Shrine.jpg ・ https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hanami_in_Yoyogi_Park_(2019).jpg
J-Times 編集部(2026年10月25日時点の情報)
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